静岡製機の食品乾燥機はおおよその電気代を公表しています。
家庭用でいうと、DSJ-miniという機種ではだいたい1昼夜で80円程度と言われています。静岡製機の乾燥機だけでなく、大紀産業や木原製作所の製品でも同じですが、業務用やそれに類するセミプロ用食品乾燥機のDSJ-miniなどは、エアーを庫内に循環させて排気するため、ヒーターはつきっぱなしではありません。断続的に加温されます。ガス式の食品乾燥機でも同様で、湿気がこもると言って温風を全て循環させずに排気するとコストは倍以上になります。この点で廉価な食品乾燥機では温風循環という概念がなく、ドライエアーを庫内に1回通しただけで排気させています。私がテストした乾燥機の範囲ですが、1昼夜で150円から200円もかかってしまう計算の電力消費量でした。特に冬だと希望温度を得るのにヒーター熱をより必要とするため、より多くの電気量が必要となります。もちろん、季節間では必要な熱量が異なりますし、あまりに寒いと、最高設定温度に設定しても、温風温度が50℃くらいまでしか上がらない食品乾燥機もあります。この点、業務用の食品乾燥機では循環式が採用されているので、排気口の開け具合で冬場での温度調節も比較的楽にできます。
もちろん、設定温度が高いと電気を食います。野菜などを頻繁に乾燥される場合は,できれば温風循環式の食品乾燥機が電気代の面から推奨されます。