食品乾燥機って数千円から数十万円までありますが、一体何が違うの?
そんな疑問にお答えいたします。
先ず、安い食品乾燥機は筐体が樹脂製で、中国や韓国製が殆どです。食品乾燥には時間がかかるため、業務用用途では昼夜を通して運転し、16-18時間程度で終了させ、袋詰めします。
数千円の食品乾燥機はちさなヘヤードライヤーをイメージして頂くよ良いと思います。新鮮な風邪を温めて庫内に通し、廃棄エアーは温かいまま排出されます。夏場はとても室内では運転できません。数万円する国内メーカーの乾燥機はちょっと違います。わざと湿度の高いエアーを循環させています。なんと、乾燥度が高いと表面のみが先に乾いて、内部の水分が外に出ていきにくいのです。最初は温度を低くして内部の水分も除きつつ、後半で温度を上げて湿気を逃します。廉価版は新鮮エアーを単純に通過させて乾かします。
乾燥は最初から高温で低湿度でしてはプロ並みの仕上がりになりません。ココがプロ仕様と廉価版の違いです。廉価版では温風が一過性ですので、常に新鮮な空気を温める必要がありますが、業務用などでは循環させるため、常時ヒーターがオンになっているわけでは無いのです。廉価版では温度調整できるものもありますが、これはあくまで新鮮エアーの温度調整のためです。
業務用食品乾燥機では庫内ホットエアーの循環に気を配っているため、乾燥ムラが生じにくくなっています。数千円のドライフルーツメーカーでは、中心と周辺部分の乾燥ムラがどうしても出てきます。これは庫内循環を行っていなく、新鮮エアーに頼っている方です。
業務用では昼夜運転するため、筐体は火災に強く鉄板でできています。温度を監視する安全装置も国内規格にそって二重、三重に組み立てられています。プラスチック製のドライフルーツメーカーをチ昼夜通して運転する場合には、くれぐれも、火災が起きても燃え広がらない場所で運転する事が重要です。海外性は電源コードが細く、コンセント部分が熱を保持しやすいものがありますので、十分に注意して下さい。コンセント部分の発熱は国産でも観察されます。コンセント部分は乾燥した場所で、ゴミがたまらないように常に気を配り、コードは決して束ねない事が重要です。電源コードの経年劣化にも注意して下さいね。